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共同通信
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新型コロナウイルスが5類に移行した後の感染者の療養を巡り、政府が発症翌日から10日間はマスク着用を呼びかける方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。発症翌日から5日間は外出の自粛を推奨し、5日目に症状が続く場合は、熱が下がるなどしてから24時間程度が経過するまで延長する。14日にも発表する。
現在、感染症法に基づき症状があれば原則7日間の自宅療養などを求めている。5類移行後は、療養するかどうかが個人に委ねられるようになるため、政府が判断の基準を示す形。
国立感染症研究所などの分析によると、発症後10日間が経過するまではウイルスを排出する可能性がある。政府は、移行後もこの間は、マスク着用や、高齢者ら重症化リスクが高い人との接触を控えるといった配慮を求める。濃厚接触者の特定はなくなる。
学校で感染者を出席停止とする期間は、原則として「発症後7日」から「発症から5日間が経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで」へ短縮する方向。