仏、台湾巡る立場再説明へ

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共同通信
フランスのコロナ外相=2017年、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス外務省は13日、コロナ外相が韓国と日本を現地時間14~18日に訪問すると発表した。フランス外交筋によると、マクロン大統領の台湾情勢を巡る発言が欧米で強い批判を招いたことを踏まえ、コロナ氏はフランスが台湾を含むインド太平洋地域に関与する姿勢を改めて訴える。

 マクロン氏は今月、メディアのインタビューで緊張が高まる台湾情勢に関し、欧州は米中どちらにも「追随」すべきでないと主張した。12日の記者会見では主張を維持する一方、米国との同盟関係に触れ、台湾の現状維持を望む考えも強調した。

 コロナ氏は日本でG7外相会合に出席するほか、日韓両国で2国間会談も行う。