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共同通信
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ロシアのショイグ国防相は14日、極東ウラジオストクに司令部を置くロシア太平洋艦隊が抜き打ち査察の実施で高度な戦闘準備態勢に入ったと述べた。その際、日本が返還を求めている北方領土や、サハリン島への上陸撃退も想定した訓練を行うと表明した。国営テレビが放映した。
ショイグ氏は、査察と訓練の目的は「仮想敵による海洋からの侵略阻止」だと説明した。国名は名指ししなかったが、北方領土の防衛に言及したことで、ウクライナ侵攻を非難し米欧の対ロ制裁に加わる日本も意識した訓練であることは明らか。日本側の反発は必至だ。(共同)