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共同通信
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【北京、ベルリン共同】中国の秦剛国務委員兼外相と中国を初めて訪問したドイツのベーアボック外相は14日、外交安全戦略対話を行った。ロシアによるウクライナ侵攻に関し、秦氏は対話後の記者会見で「紛争当事者に武器を提供することはない」と明言した。
中国外務省によると、戦略対話で中国はウクライナ情勢を巡り「和平に向けて努力を続けたい」と表明し、対話を通じて解決すべきだと強調。台湾問題では中国の立場を明確に伝えたという。
ベーアボック氏は記者会見で「中国ほどロシアに影響力を持つ国はない。影響力をどう使うかは欧州の利益にも直結する」と述べ、中国は積極的に役割を果たすべきだとの考えを示した。