Published by
共同通信
共同通信
【ブリュッセル共同】オランダ政府は14日、医師による安楽死を12歳未満の子どもにも認める方針を発表した。これまでは12歳以上に限定していたが、対象年齢を拡大した。耐えがたい苦痛を受け、緩和ケアでも和らげられず、命が助かる見込みがない子どもが対象で、年間5~10人に適用されるとみている。
カウパース保健相は声明で「非常に複雑な問題であり、誰も望まない悲惨な状況を扱っている。全ての関係者との集中的な協議の結果、解決策にたどり着いたことをうれしく思う」と述べた。
オランダは2002年に安楽死を国家レベルで初めて合法化した。