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共同通信
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【北京共同】中国は16日午前、気象観測用の人工衛星「風雲3号G」を打ち上げる。台湾メディアなどによると、打ち上げ時間は午前9時半~9時57分(日本時間午前10時半~10時57分)の予定。中国当局は、沖縄県・尖閣諸島に近い日本の排他的経済水域(EEZ)の一部を含む台湾北方に、飛行や航行禁止区域を設定しており、ロケットの残骸落下に懸念が出ている。
衛星は降水量の観測を行い、自然災害の被害低減などのために利用される。中国は当初、16~18日の3日間に飛行禁止区域を設定すると周辺国・地域に通知した。しかし台湾当局が主要飛行ルートに当たると抗議、期間が短縮された。
また中国海事局はロケットの残骸が落下する可能性があるとして、16日午前9時~午後3時(日本時間午前10時~午後4時)に台湾北方に航行禁止区域を設定した。