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共同通信
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共同通信社は15日、主要企業109社に実施した2024年度(24年4月~25年3月)入社の新卒採用に関するアンケートをまとめた。23年度実績より「増やす」との回答は44%(48社)を占め、1年前の前回調査から2ポイント上昇。新型コロナウイルス対策の緩和で事業拡大に備える姿勢がより鮮明となった。デジタル化に向けた人材を中心に争奪戦が激化している。
「前年度並み」としたのは39%(42社)と9ポイント上昇した。前回調査で採用を「増やす」との回答が急増し、採用抑制から方針転換させる企業が相次いだことを踏まえると、積極的な姿勢が続いている。「減らす」は6%(6社)と3ポイント低下した。「未定」は6%(7社)、無回答は6%(6社)だった。
採用活動では、仕事を体験するインターンの拡大や初任給アップのほか、企業から求める学生に声をかける「スカウト型」などの個性的な取り組みを掲げる企業が多く、あの手この手で確保しようとする姿が浮かんだ。