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共同通信
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岸田文雄首相の演説会場で起きた爆発事件で、逮捕された木村隆二容疑者(24)を取り押さえた和歌山市の漁師の男性(54)が16日、報道陣の取材に応じ「物を投げて、手元でまだ何かしていたので、とっさに飛びかかった」と振り返った。
底引き網漁をしている男性は、地元の雑賀崎漁港で岸田氏の演説を聞こうと聴衆の中にいたが、近くにいた容疑者が何かを投げたのを見てつかみかかり、左肘を地面に擦りながらも押さえ付けた。容疑者は言葉を発さず無表情のままで「無抵抗だったけど、手に持っていたものを放さなかった」という。