韓国セウォル号沈没事故から9年

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共同通信
16日、ソウル近郊の安山市で開かれた旅客船セウォル号沈没事故の追悼式で掲げられた犠牲者の名前のカード(共同)

 【ソウル共同】韓国南西部の珍島沖合で2014年4月、旅客船セウォル号が沈没し304人が死亡・行方不明となった事故から16日で9年となった。修学旅行中の高校生250人が死亡した高校があるソウル郊外の安山市で追悼式が開かれ、娘を亡くした父キム・ジョンギさんは遺族代表として「国民は国家の保護の下、安全な社会で過ごす権利がある」と訴えた。

 韓国では昨年10月、ソウルの繁華街、梨泰院で日本人2人を含む159人が死亡した雑踏事故が起き、国の安全対策強化を求める声が高まっている。雑踏事故の遺族らも追悼式に出席した。