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共同通信
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和歌山市の演説会場で起きた爆発事件を受け、与野党幹部の遊説会場には16日、金属探知機や手荷物検査が導入され、厳戒態勢が敷かれた。訪れた聴衆からは「警備の厳重さに驚いた」といった戸惑いの声が漏れた。
岸田文雄首相は16日午後0時50分ごろ、大分県別府市のJR別府駅前で参院大分選挙区補欠選挙の応援のため、街宣車に乗り込んだ。周囲にはバリケードが張り巡らされ、警察官が5mおきに立ち並び、不審者に目を光らせていた。
付近のビル屋上にも警察官を配置、会場入りする聴衆には一部手荷物検査も実施した。無職男性(76)は「警備の人数が全く違う。こんなに多いのは初めて」と驚いた様子だった。