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共同通信
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小学6年と中学3年の全員を対象とした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が18日、一斉に行われた。小中とも国語と算数・数学があり、中学では4年ぶりに英語が実施される。参加するのは国公立の全校と私立校の4割で、小6が約103万4千人、中3が約101万7千人の計約205万人が受ける。結果公表は7月下旬。
中3の英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測る出題となる。「話す」分野は初めてオンラインを活用し、各自の学習端末に音声を録音して文科省のシステムに送信する。アクセス集中を防ぐため18日は中学約9800校のうち約500校での実施にとどめて結果を集計し、残りは5月26日までに分散して行う。「話す」の都道府県別成績は公表しない。
2019年のテストで初めて英語が追加された際は、パソコンの未整備や当日のトラブルを理由に約5万人が実施できず、改善策を検討していた。
児童生徒に生活習慣や学習時間を尋ねるアンケートも行う。参加者の4割ほどは従来の紙ではなく学習端末で回答する。