英文で意見表明、身近な題材も

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共同通信
全国学力テストの英語の「話す」テストに臨む生徒たち=18日午後、東京都内の中学校(代表撮影)

 文部科学省は18日、小学6年と中学3年を対象にした全国学力テストの出題内容を公表した。中3で4年ぶりに実施した英語では、資料を活用して問題文の趣旨を読み解き、自分の考えを英文で筆記する設問を重視した。国語や算数・数学でも、身近な題材を扱ってグラフや統計資料から考える出題が中心になった。

 英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測ることを目的とした。複数の技能を活用するため、配膳ロボットに関する文章を読んだ上で自らの意見を書かせる工夫があった。作問を担当した国立教育政策研究所は「解答に必要な情報を読み取り、意見をまとめられる力を付けてほしい」と説明した。

文部科学省=2015年10月、東京都千代田区