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共同通信
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自民党は岸田文雄首相の選挙応援演説会場で爆発物が投げ込まれた事件を受け、衆参5補欠選挙で首相の街頭演説を行う場合、防弾対策などを講じて街宣車の上から実施するよう各県連に伝えた。党関係者が18日、明らかにした。首相と聴衆の間に一定の距離を取るためとみられる。
衆参5補選は23日投開票。首相は最終盤で複数の選挙区を回る方向で調整している。
与野党幹部は事件を巡り、記者会見などで見解を表明した。自民党の世耕弘成参院幹事長は「街頭活動は民主主義の重要な政治運動の一つ」として、安全に配慮しつつ従来通り街頭演説を続けるべきだとした。