係争地の帰属巡り妥協の用意

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共同通信

 【モスクワ共同】旧ソ連アルメニアのパシニャン首相は18日、係争地ナゴルノカラバフの帰属を巡って紛争を続けている隣国アゼルバイジャンの「領土の一体性を認める」形で平和条約の締結を目指すと表明した。ロシア主要メディアが伝えた。

 ナゴルノカラバフはソ連時代からアゼルバイジャンの自治州で、表明はナゴルノカラバフを事実上自国の一部と位置付けて支援してきた政策を撤回する用意を示したと受け止められている。

 ただ「ナゴルノカラバフの放棄」とみる野党側の強い反発が予想され、最終的和平につながるかどうかは不透明だ。