独、スーダン救出作戦中止

04/19/2023

　【ベルリン共同】ドイツ有力誌シュピーゲルは19日、正規軍と民兵組織の戦闘が激化するアフリカ北東部スーダンの首都ハルツームからドイツ人を退避させるための救出作戦を、ドイツ軍が同日中止したと報じた。現地での戦闘や空爆が報告されたためとしている。

　報道によると、ドイツ軍は19日、スーダンにいる外交官や民間人ら150人を輸送機で退避させる計画だった。治安関係者の話として、他の国も自国民の救出作戦を取りやめたと伝えた。

　日本政府は19日、スーダンに滞在する邦人の退避のため、自衛隊機派遣の準備を始めた。大使館員ら63人が滞在しているという。