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共同通信
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【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が19日公表した全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)は、一部地区で「銀行が貸し出し基準を引き締めた」と紹介した。シリコンバレー銀行などの経営破綻による金融不安や、米景気後退懸念が背景にありそうだ。
4月上旬までの調査をまとめ、FRBが5月2、3両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。FRBが昨年3月から続けてきた利上げの停止時期が焦点となっている。
経済活動は「この数週間、ほとんど変化しなかった」と指摘。9地区が「経済活動に変化がないか、わずかな変化しかなかった」とし、3地区が「緩やかな成長」を報告した。銀行などの貸し出しは消費者向け、企業向けともにおおむね減ったと言及。雇用は「伸びがいくらか緩やかになった」とした。