「妊娠知られると帰国と思った」

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共同通信

 広島県東広島市の空き地に生後間もない男児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で逮捕された母親のベトナム人技能実習生(19)が、東広島署の取り調べに「妊娠が知られると帰国させられると思った」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。同署は男児の死因や遺棄した経緯を調べる。

 東広島署によると、母親は遺体を埋めたとも供述している。勤務先の水産加工会社の社長(52)は20日の取材に「冬場の服装や作業服姿で、妊娠の兆候には気付かなかった」と話した。

 男児は18日朝、東広島市安芸津町風早の国道185号沿いの空き地で、地面にうつぶせの状態で見つかった。着衣はなかった。