平和賞受賞者の懲役刑確定

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共同通信
ミンスクの裁判所に出廷したベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏=1月5日(AP=共同)

 ベラルーシの首都ミンスクの裁判所は21日、今年3月に懲役10年を言い渡された同国の人権活動家でノーベル平和賞受賞者アレシ・ビャリャツキ氏の異議申し立てを退ける決定をし、判決が確定した。国営メディアが報じた。

 ビャリャツキ氏は自ら創設した人権団体「ビャスナ(春)」の代表で、強権支配を続けるルカシェンコ政権を批判してきた。2021年7月に拘束され、昨年のノーベル平和賞を獄中で受賞した。

 今年1月に始まった公判で無罪を主張したが、社会秩序の混乱を図った罪などで3月3日に懲役10年の判決を受けていた。ビャスナの他の活動家3人に対する懲役9~7年の判決も確定した。