幹部自衛官を5カ月停職

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共同通信
防衛省

 陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)は21日、市内の飲食店で部下隊員の女性にキスするなどしたとして、西部方面システム通信群の幹部自衛官の男性(52)を停職5カ月の懲戒処分とした。階級は明らかにしていない。

 駐屯地によると、昨年10月、市内の飲食店で部下隊員の女性にマスク越しにキスするなどした。女性が所属部隊に報告した。

 システム通信群長の兼子孝人1等陸佐は「ハラスメントの根絶に取り組んでいる中、誠に遺憾。部隊の育成に全力を尽くす」としている。

 自衛隊でのハラスメントや性被害を巡っては、元自衛官の五ノ井里奈さんが昨年6月、実名で被害を訴え、防衛省は同9月、「特別防衛監察」の実施を発表した。