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共同通信
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京都府亀岡市で2012年、無免許だった元少年の車が暴走し、登校中の児童ら3人が死亡した事故から23日で11年となり、遺族らが事故現場で法要を営んだ。
約40人が法要に参列し、遺影が置かれた献花台に向かって手を合わせた。小学2年の小谷真緒さんを亡くした父真樹さんは「頭に残っているのは、苦しんだ娘の顔。通学路の安全対策のために声を上げていきたい」と話した。
法要後、京都市内で被害者の心情を考える講演会が開かれた。登校の付き添い中に亡くなった妊婦の松村幸姫さんの父中江美則さんも登壇し「悔しさや怒りは収まらない。被害者の思いを理解してこそ罪を犯した人は更生できる」と訴えた。