91歳が7選「気力落ちず」

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共同通信

 福岡県志免町議選で23日、91歳の副議長牛房良嗣氏が7選を果たした。卒寿を過ぎて周囲から引退も勧められたが、「気力が落ちているとは思わない」と立候補を決意。支持者らを前に同日、「人生100年時代。90代の働き盛りの道を開拓するという大きな意味のある選挙だった」と振り返った。

 九州大卒。東京都内の生命保険会社に就職し、常務取締役まで務めた。30年ほど前に帰郷し、自治会活動にいそしんだ。地域住民から推される形で出馬したといい、1999年に初当選した。

 選挙戦では、選挙カーに自ら乗り込むなど精力的に活動。「70、80歳も働き盛り。元気なシニアに生きがいをつくりたい」と語った。