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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ東部の激戦地で、義勇兵として約7カ月にわたり対ロシアの塹壕戦に参加したという日本人男性(26)が24日までに首都キーウで取材に応じた。ウクライナには日本人義勇兵が「自分の知る限り約10人いる」と証言。「ロシアへの恨みもウクライナへの同情もない。ただ女性や子どもが虐殺されているのを知り、ここに来た」と参戦の理由を説明した。
家族には伝えずに渡航し、匿名での報道を条件に質問に答えた。前線では「仲間が次々と亡くなっていった」と振り返った。
男性は東日本出身。高校卒業後は建設現場の作業員として働いていた。銃を扱った経験もない「素人」だったが、昨年2月の侵攻開始から約3カ月後、具体的なことは不明なまま、ウクライナに来た。SNSで別の日本人義勇兵のつてをたどり、領土防衛隊の外国人部隊の一つに加わった。
6月下旬、東部ハリコフ州イジュム近郊の部隊拠点で初めてライフルを「3、4発」試し撃ちした直後、前線に投入された。森の中に穴を掘って身を隠し、ロシアの進軍を見張る任務に就いた。