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共同通信
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【シドニー共同】オーストラリアのアルバニージー首相は24日、射程500キロ超の新型の長射程ミサイルを配備することを柱とする、新たな防衛力強化策を発表した。ミサイルの射程は現有の約40キロから10倍以上になる。元国防相らでつくる諮問委員会による防衛戦略見直しの提言を受け入れた。原子力潜水艦導入計画と合わせ、中国への抑止力としたい考えだ。
オーストラリアは同盟関係にある米国に加え、近年は日本との安全保障面の連携を急速に強めている。台湾有事の際の米軍支援も視野に入れているとみられる。
アルバニージー氏は会見で、防衛戦略見直しについて「第2次大戦以来で最も重要な仕事だ」と強調した。