穀物輸出停滞に懸念表明

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共同通信
会談の冒頭に握手する国連のグテレス事務総長(右)とロシアのラブロフ外相=24日、ニューヨーク(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は24日、米ニューヨークでロシアのラブロフ外相と会談した。黒海を通じたウクライナ産穀物輸出の停滞に懸念を表明し、改善策を提案するプーチン大統領宛ての書簡を手渡した。国連が発表した。ウクライナと、輸出合意を仲介したトルコにも同様の書簡を送った。

 ウクライナはロシアによる貨物船の検査妨害を停滞の理由に挙げている。ロシアは国連が約束したロシア産の食料や肥料の輸出促進が実現していないと再三不満を表明。ウクライナ産穀物輸出の合意を5月中旬以降は延長しない可能性を示唆している。