米ボーイング、3四半期連続赤字

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共同通信
エア・カナダが運航するボーイング737=1月、トロント国際空港(共同)

 【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが26日発表した2023年1~3月期決算は、純損益が4億2500万ドル(約570億円)の赤字となった。赤字は3四半期連続。中型機「787」の品質問題への対応コストがかさんだのが足を引っ張った。赤字額は前年同期の12億4200万ドルからは縮小した。

 売上高は前年同期比28%増の179億2100万ドル。民間機納入機数が130機と前年同期と比べ37%増えたのが押し上げた。主力小型機「737」の納入増がけん引した。カルフーン最高経営責任者(CEO)は「主要な市場での需要は堅調だ」と強調した。