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共同通信
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神奈川県は27日、児童相談所が関与しながら子どもが命を落とした虐待事件の第三者検証委員会による報告書を公表した。2022年に厚木市で1歳と2歳のきょうだいが車に残され熱中症で死亡したケースでは、母親=保護責任者遺棄致死罪で実刑確定=が事件前にも車内に放置し、児相が認識していたのに「重篤なリスクとして捉えていなかった」と指摘した。
報告書によると、母親は22年7月8日、商業施設の駐車場で長男を車に放置。県警が14日に児相通告したが、児相は緊急性の高いほかの事案を優先した。母親は29日、長男と長女を再び放置。児相はこの日になって母親に電話したが、母親は出なかった。