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共同通信
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岸田文雄首相は29日、東京都内で開かれた連合のメーデー中央大会に出席し、今年の春闘について「30年ぶりの賃上げ水準となり、力強いうねりが生まれている。地方や中小企業へ広げるべく全力を尽くす」と述べた。自身が進める新しい資本主義の最重要課題は賃上げだと強調した。現職首相の出席は2014年の安倍晋三首相(当時)以来、9年ぶりとなる。
首相は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行することに関し、海外からの観光客数が回復してきたと指摘。「新たなビジネスチャンスを拡大し、わが国への投資を拡大させ、日本のさらなる経済成長につなげていく」と訴えた。