Published by
共同通信
共同通信
5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を控え、参加国の国会議員が核兵器廃絶に向けた方策を議論する会合が29日、広島市で開催された。被爆者の証言を聞き、「G7首脳は核兵器が人々と環境にもたらす破壊的な影響を認識し、あらゆる核使用の威嚇を明確に非難すべきだ」とする声明文を採択した。
カナダ、イタリア、日本の国会議員ら約10人が参加。会合前に原爆資料館を視察し、平和記念公園の原爆慰霊碑に献花した。
6歳の時に被爆した広島市の田中稔子さん(84)が英語で証言し「核兵器は絶対に地球上にあってはいけない。私たちは今こそお互いに助け合い、外交を通じて平和を創造すべきだ」と語った。