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共同通信
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北海道・知床沖で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」と同じウトロ港(斜里町)を拠点とする観光船が30日、今シーズンの運航を開始した。乗客は肌寒さの残る春の知床の絶景を満喫していた。
乗客乗員26人が死亡や行方不明となった事故から1年あまり。風評被害も残るが、国や事業者などが進めてきた安全強化策を評価する客もいた。
午前8時半ごろ、大型観光船「おーろら」は約30人の客を乗せ、小雨の中を出港。海上では冷たい風が吹く中、客はデッキから双眼鏡で切り立った断崖を眺めたり、写真を撮ったりしていた。午後には小型船2社も運航を始めた。運航は10月25日まで。