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共同通信
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陸上自衛隊輸送機V22オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画を巡り、地権者の協議会が1日の臨時総会で新駐屯地用地を国に売却する方針を決め、配備が決定的な状況となった。最大の懸案にめどが立ち、政府・防衛省は関連施設の早期着工を目指す。沖縄県・尖閣諸島など、緊迫感を増す南西方面の防衛力強化に向け、陸自は在日米軍のオスプレイとの連携を強化していく方針だ。
陸自オスプレイは20年7月に1機目が木更津駐屯地(千葉県)に到着。25年7月を期限に暫定配備されている。計画では、佐賀空港隣地に新設する駐屯地に、オスプレイ17機に加え目達原駐屯地(佐賀県)からヘリコプター約50機も移駐させる。