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【25日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、市内の地下鉄やバスの運賃を1回2ドル75セント(約305円)に据え置く考えを示した。ただし、7日間または30日間の乗り放題メトロカードを購入する際に提供している料金の5%に当たるボーナスを廃止し、財源の一部に充てる。
MTAは、新しい料金体系に関する決定を約1カ月保留。その間、身体障害者向けの乗車補助サービス、「アクセス・ア・ライド」を3ドルに引き上げるなどの選択肢を検討していたが、見送られた。
ボーナスの廃止決定について交通活動家のアンドリュー・アルバート氏は「ボーナスを当てにしている低所得者にとっては値上げ同然」と批判。身体障害者支援団体のデイレクター、ジョー・ラパポート氏は「われわれの声が反映された」と歓迎した。
また、MTAは、運行情報の告知と同時に広告枠として企業に販売しているデジタルスクリーンを、向こう5年間で車内に3万7000台、駅の構内にも1万6000台新設する。MTAは既に1200台のデジタルスクリーンを設置。今年だけでも1億1700万ドル(約130億円)の広告収入を見込んでいるという。
Update 2.27
【27日付ニューヨークタイムズ】MTAは27日、7日間の乗り放題メトロカードを32ドルから33ドルに、30日間乗り放題の同カードを121ドルから127ドルに値上げすると発表した。4月21日(日)に施行する。
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