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【26日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ニューヨーク州で1時間当たりの最低賃金が15ドルになったことを受け、飲食店などでのチップを見直すべきかの議論が上がっている。
カフェやバーのカウンターには必ずチップ用の器が置いてある。最低賃金が上がる前は、従業員の生活の足しになると思ってチップを入れた人も少なくないだろう。ブルックリン区のあるスターバックスでは、こうして集められるチップは1日に50ドルに上る。従業員数と働いた時間で分配すると時給が1ドル上がる計算だ。
最低賃金が1時間当たり15ドルになった現在、チップは本来の意味に立ち戻って、良いサービスを受けたときに限定して支払うべきとの意見もあるが、ニューヨーカーは寛大のようだ。「お店の人と心が触れ合ったときにはチップを置く」と言うのはクイーンズ区の家庭教師、シドニー・モントーヤさん。ブルックリン区のスタイリスト、アンナ・ジョイスさんは必ず1ドルを器に入れている。ただし、チップの額面を選ぶデジタルでの支払いは、「強制されているようでものすごく不愉快」と顔をしかめる。
「お礼の気持ちで出せば、気分が良いはず」と話すのはエチケットの専門家、ダニエル・ポスト・セニングさん。「もらった方も心が弾み、次の客の扱いが違ってくるかもしれない」とアドバイスしている。
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