被爆の実相継承する地上絵

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共同通信
長崎市の「おのうえの丘」で公開された地上絵(手前)=2日午後

 長崎市の防災緑地「おのうえの丘」で2日、フランス出身のアーティストSAYPEさん(34)が制作した巨大な地上絵が公開された。年長者と若者が手を握る図柄で、被爆の実相を継承していく様子をイメージした。19日に広島市で開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、平和や対話の重要性をアピールする狙い。

 サミットに合わせた制作は、4月の沖縄県に続き2カ所目。作品は縦約25メートル、横約80メートルで、環境に害がなく2週間程度で消える特殊なスプレーを使って描いた。

 SAYPEさんはこれまで、紛争のあった地域で「連帯」をテーマに地上絵を制作してきた。