マンハッタンに「332」が仲間入り 新たなエリアコード誕生

マンハッタン区で最初に誕生したエリアコードは1947年の212。92年に当時は携帯電話番号専用として917が、さらに99年に646が誕生した(photo: StockSnap)


 ニューヨーク州公益事業委員会は1日、マンハッタン区に新たなエリアコード「332」を設けることを発表した。利用開始は2017年の春ごろを予定しているという。
 同区の既存のエリアコード「212」、「646」、「917」の地域でサービスを展開する全ての電話会社は、9カ月以内に332利用のための準備を進めるよう求められる。その他のエリアコードと同様、332は個人や法人などに与えられる。
 同委員会のオードリー・ジベルマン会長は、「新たなエリアコードの需要は、情報通信市場の繁栄と市全体の人口増加を表している」と述べている。また、米国の電話番号システムを管理する北米電話番号計画は、17年の後半には、3つのエリアコードだけでは同区の電話番号をカバーするのは難しくなるとみている。
 市内の人口増加は近年目覚ましく、昨年はロングアイランド、ニュージャージー州、コネチカット州の南西部を合わせた人口の増加数よりも、市内5区での増加数が上回ったとの報告がされている。
 332の利用が開始されると、州内のエリアコードは全部で18になる。