ロシア南部の石油備蓄施設で火災

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共同通信
3日、煙を上げるロシア南部クラスノダール地方の石油備蓄施設。手前は同地方とクリミア半島を結ぶクリミア橋(ロイター=共同)

 ロシア南部クラスノダール地方の西部沿岸にある石油備蓄施設で3日、火災が発生した。タス通信は消防当局者の話として、無人機(ドローン)が衝突したと報じた。けが人などは出ていない。

 現場はロシアがウクライナから2014年に併合したクリミア半島の対岸に当たる。詳しい原因は不明だが、クリミア奪回を目指すウクライナ側による攻撃の可能性がある。

 欧米の軍事支援を受けるウクライナは今月中にも大規模な反転攻勢に出るとみられており、ロシアは国境周辺での警戒を高めている。

 ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州では2日夜、州都ブリャンスク近郊で貨物列車の機関車などが脱線した。

3日、ロシア非常事態省が公表した南部クラ石油備蓄施設での消火作業(同省提供・AP=共同)