NY市の自転車インフラ、低評価
改善の余地多い、世論調査で浮き彫りに
ニューヨーク市のサイクリストが、市の自転車用インフラには改善の余地が多いと感じていることが浮き彫りになった。
コンサルティング会社「アーバン・サイクリング・ソリューションズ」と、ニューヨーク市立大学(CUNY)の交通調査センターが、ニューヨーク州内全62郡の1万3700人以上を対象に実施した世論調査で明らかになった。
調査では、5つ星のうち平均3.2以上の星を獲得したカテゴリーはなかった反面、複数のカテゴリーで2つ星以下の評価を受けた。
シティバイクをはじめとする自転車シェアについては平均3.14の星だった一方、安全な駐輪場は1.54星、自転車専用レーンは2.58星、自転車ラックについては1.96星と評価は低かった。
ただ、自転車専用レーンを除くすべてのカテゴリーで、市の自転車用インフラは州内の他の地域と比較し、高い評価を得ていた。
全体的に、自転車に乗るための最大の「障壁」は、自転車専用レーンや安全な自転車用ルートの不足だとされ、25.9%の回答者が、そうしたインフラがないとして、自転車に乗るのを控えていると回答した。天候や車との衝突の恐れ、安全な駐輪場がないことも大きな障壁となっているとみられ、包括的な自転車教育が不足していることも指摘された。(1日、amニューヨーク)
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