NY市、電気自動車充電スポット増設へ
テスラ以外の保有者に朗報
ニューヨーク市交通局(DOT)は1日、市が管理する13カ所の駐車場に電気自動車用の充電スポットを50カ所設置する構想を明らかにした。
市内にある充電スポットのうち、半分以上の約100カ所は、テスラ社製の車しか充電できないのが実情。今回の決定により、テスラ以外の電気自動車を保有する人たちにとって、朗報となりそうだ。
新たな充電スポットは、早ければ来年に開設される。DOTは、設置場所について実現可能性を踏まえて、検討するとしており、13に上る予定地のうち、9カ所はクイーンズ区を挙げている。他は、ブルックリン区が3カ所、ブロンクス区が1カ所。
ニューヨーク州電力公社が調査した上で、充電スポットを開設する運び。新たなスポットは、テスラのみならず、あらゆる電気自動車に対応する「急速充電」ステーションで、10分間充電することによって、最大で90マイルの走行が可能になるという。
アダムズ市長は「ニューヨーク市は、よりクリーンで環境に優しく、より豊かな未来に向かって進んでいる」と強調。気候変動への対応は急務だとして、ウーバー(Uber)とリフト(Lyft)の全車両について電化する必要性を指摘するとともに、電気自動車用の充電スポットを市内に一段と増設するとの目標を示した。(2日、ゴッサミスト)
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