NY株3日続落270ドル安

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共同通信

 【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比270.29ドル安の3万3414.24ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が3日の記者会見で早期の利下げを否定したことで、景気の先行きを懸念した売り注文が優勢となった。

 FRBはこの日、政策金利を0.25%引き上げることを決定。連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では利上げ打ち止めの可能性を示唆したものの、パウエル氏の発言を受けて市場の警戒感が高まった。米ファースト・リパブリック銀行などの経営破綻を受けた信用不安も引き続き相場の重しとなった。