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共同通信
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【ロンドン共同】チャールズ英国王の戴冠式を6日に控え、ウィリアム皇太子夫妻が4日、地下鉄を利用してロンドン中心部の繁華街ソーホー地区を突然訪問した。パブに立ち寄り、集まった市民らと談笑しながら交流を深めた。英メディアが報じた。
英国では70年ぶりとなる王室の慶事を前に祝賀ムードが広がる一方、関心が低いという国民も6割を占める。人気の皇太子夫妻が親しみやすさをアピールすることで、国民との距離を縮める狙いがありそうだ。
夫妻は、昨年9月に死去した祖母エリザベス女王の名を冠した地下鉄「エリザベス線」に乗り、ロンドン中心部まで移動。到着後、飲食店が立ち並ぶソーホーへ歩いて向かった。突然の訪問に市民らは歓声を上げ、携帯電話のカメラで夫妻の姿を撮影。皇太子はノーネクタイのラフな服装で、パブでは自らビールをグラスに注いで見せた。