ニュージャージー州ユニオン郡の郡裁判所検事局は2日、同郡キーン大学に通う黒人学生を脅迫する内容をツイッターに投稿していた犯人が、同校を卒業した黒人の女性活動家であったことを明らかにした。
自称反人種差別活動家のケーラ・マッケルビー被告(24)は、同サイトで「@keanuaginstblk」というハンドルネームを使い、「キーン大学に通う全ての黒人男子学生と黒人女子学生を殺す」、「キーン大学の黒人は死ぬ」などと投稿していた。このアカウントはその後凍結され、同被告は公共に虚偽を報じた罪で同裁判所への召喚状を受けた。
同被告は、大学構内で行われていた反人種差別活動の抗議集会に参加していた際、集会を抜け出し、大学図書館のコンピューターを利用してこのアカウントを作成し、一連のコメントを投稿した疑いがもたれている。同被告は、集会が行われていた会場に戻った後、自らが投稿した偽の脅迫ツイートについて参加者らに伝えていた。これらの投稿は、人種差別への反感を煽るためにしたことで、実際に学生に危害を加えるつもりはなかったという。
同被告はことし同大学の体育科を卒業し、パーソナルトレーナーとして勤務している。
今月14日に、裁判所への再出廷が予定されている。