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共同通信
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【バンコク共同】14日に実施されるタイ下院総選挙まで7日で1週間となった。タクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」が4割近い支持を固めて優位な情勢だ。若者を中心に支持を集める革新系も追い上げており、終盤での混戦が予想される。貢献党は、支持が広がらない親軍最大与党と連立政権を組む可能性も取り沙汰されている。
国立開発行政研究院が3日に公表した世論調査結果では、貢献党が4割弱の支持を固め、親軍最大与党「国民国家の力党」は1%台と伸び悩んでいる。
しかし、貢献党が単独政権を樹立するには下院で376議席の獲得が必要で、貢献党が最多議席を獲得したとしても他党との連立は必至な情勢だ。