世界中のストリートアートを展示するアルース・ギャラリーが、モダンアートのミュージアムとして知られるホイットニー美術館の向かいに移転することがわかった。
現在ソーホーのスプリング通りにあるアルース・ギャラリーは、近代アートの象徴ともいえるストリートアートを展示するギャラリーとして、アート愛好家から注目を集めているスポット。同ギャラリーが最近ニューヨークの新たなアートの名所として注目を浴びているミートパッキング・ディストリクトへ引っ越すという。移転先の建物を管理する不動産会社TFCによると、アルース・ギャラリーはことし新しく生まれ変わったホイットニー美術館の真向かいにオープンする予定で、一年間に10ほどの無料展示会を行い、ホイットニー美術館を訪れたモダンアート愛好家たちがストリートアートを購入できるようになるという。
TFCのスティーブ・N・ゴンザレス氏は「このミートパッキング・ディストリクトの雰囲気にぴったりとはまるギャラリーが新しくオープンすることで、このエリアはますます活気付くだろう」と話しており、オープンを心待ちにしているもよう。アルース・ギャラリーのエリック・アルース館長も、「ニューヨークで15年以上にわたってアートを展示してきたが、新天地でも引き続き芸術作品を発信して行きたい」と話している。