母になりすまし投票疑い書類送検

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共同通信
北海道警本部

 4月9日に投開票された統一地方選前半戦の北海道知事選と道議選で、母親になりすまして投票したとして、北海道警は8日、公選法違反(詐偽投票)の疑いで士別市議会の井上久嗣議長(63)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 書類送検容疑は、知事選(3月23日告示)と道議選(同31日告示)の選挙期間中、意思表示が困難な母親に代わり、井上氏が応援する候補者に郵便投票で投票した疑い。

 井上氏は8日、共同通信の取材に「道義的責任が非常に重いことだと受け止めている。今後は検察の捜査に協力する」と述べた。

 士別市議会によると、井上氏は8日、議員辞職願を提出し、副議長預かりとなった。