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共同通信
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次世代半導体の国産化を目指す新会社「ラピダス」の小池淳義社長は9日、名古屋市で開かれた共同通信きさらぎ会で講演し、欧米企業との協力など「脱自前主義」により、日本の半導体産業の復権を目指す方針を明らかにした。「世界に負けない力を日本に取り戻すプロジェクトだ」と意義を強調した。
小池氏は、かつて世界を席巻した日本の半導体産業が衰退した原因を「何でも『日の丸自前主義』だった」と述べ、海外との連携不足を指摘した。ラピダスは米IBMや、ベルギーの研究機関「imec」と協力し挽回を図る。
ラピダスは昨年設立され、トヨタ自動車やソニーグループなど日本の主要企業8社が出資している。