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共同通信
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立憲民主党の岡田克也幹事長は9日の記者会見で、LGBTなど性的少数者への理解増進法案を巡る自民党の修正案を批判した。与野党の実務者による2021年の合意内容に触れ「変える必要はない。差別の意味を狭めるならば大きな問題だ」と述べた。自民は修正案について、来週の国会提出に向け調整に入った。複数の関係者が明らかにした。
自民の修正案は、合意した法案にある「差別は許されない」を「不当な差別はあってはならない」に変更。「性自認」の表現も「性同一性」へ変えた。法案に反対する党内保守派に配慮した。
立民の泉健太代表は党会合で「世界に遅れると危惧している」と訴えた。