韓国労組元幹部ら起訴

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共同通信

 【ソウル共同】韓国の検察は10日、北朝鮮工作員と接触しスパイ活動を行ったとして国家保安法違反の罪で、韓国の労働組合の全国組織「全国民主労働組合総連盟(民主労総)」の元幹部ら4人を起訴した。情報機関の国家情報院と検察などが関係先から北朝鮮の指令文書を押収し、調べていた。

 保守系の尹錫悦政権は革新系の労組に対する締め付けを強化している。

 検察によると、北朝鮮側は組合活動を通じ反政府運動などを主導するよう指示し、4人は随時報告していた疑いがある。

 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に絡めて反日感情をあおり、日韓の対立を激化させることを指示した文書も確認されたという。