神父が寄付金横領 同性愛買春や麻薬につぎ込む

 ブロンクス区のカトリック教会の神父が、教会への寄付金を横領し、同性とのセックスや麻薬に使い込んでいた疑いで起訴されていたことが分かった。
 聖フランシス・デ・シャンタル教会の神父、ピーター・ミケリ被告は、約9年間にわたり、教会のオルガンを購入するために集められた寄付金や、リサイクルショップから得た資金など100万ドル(約1億2100万円)以上を横領していた疑いがもたれている。同被告は、ニュージャージー州オーシャン ブリックタウンの自宅で同棲していた愛人の男性に、乱暴な性交を行う報酬として性交1回につき1000ドルを支払っていたといい、近隣の住民によると、同被告の自宅には頻繁に男性が出入りしており、大きな風呂に入りに来るようにと招待された男性もいたという。
 教会に集められた寄付金は通常、2人以上の教区民の目の前で集計されてから教会の銀行口座に入金されることになっているが、同被告は自宅の寝室で寄付金を数えていたといい、およそ30センチの札束の山が積み上げられたまま放置されていることもあったという。同被告はまた、ブロンクス区の医師から、違法薬物を入手していた疑いももたれている。
 ニューヨーク大司教区のティモシー・ドラン枢機卿は、同被告の不正を把握していたにも関わらず、何も対処しなかったという。

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