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共同通信
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与野党は11日午前の衆院憲法審査会で、国会議員の任期延長を含む緊急事態条項の新設を巡り、憲法で定める「参院の緊急集会」の位置付けを議論した。自民党は集会の開催期間は最大70日間程度だとし、緊急事態時の議員任期の延長規定が必要と主張。立憲民主党は任期延長の議論の前に、有識者の見解を十分に聞くべきだと訴えた。
緊急集会は、衆院解散後に緊急の問題が発生した場合、参院が国会権能を暫定的に代行する制度。憲法54条2項で規定される。
自民の新藤義孝氏は衆院選が予定通り行われることが前提の制度で、開催期間は衆院解散・総選挙から特別国会までの最大70日間程度だと指摘した。