ニューヨーク市のメインバスターミナルであるポート・オーソリティー・バスターミナルに新しくフードコートが建設されることが分かった。
2016年にオープン予定というこのフードコートは、現在営業中のテナントの賃貸契約が切れる同年2月以降に建設が開始される見通しで、6000スクエアフィート(約560平方メートル)近くある店舗スペースがフードコートに変身するという。このフードコートはマサチューセッツ州ボストンのジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港など、米国内の主要空港のレストランを運営している会社によって開発される予定だ。
同ターミナルでは化粧室の改装や無料Wi-Fiの設置など、利便性を高めるリニューアルを含む大々的なプロジェクトが行われており、フードコートの建設もその一環。ニューヨーク・ニュージャージー州港湾公社(PA)理事会会長は、「全ての利用者に喜んでもらえる雰囲気を作り出すことが最大の目的であると同時に、フードコートを新設して得る利益を地域に還元することができる」と述べた。
グランドセントラル駅のフードコート内には、日本にも参入したマグノリアベーカリーやシェイクシャックのような人気店が出店するなど、充実していることで知られている。業界の競争が激化するなか、PAターミナルは、どこまで利用者の期待に応えられるだろうか。