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共同通信
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宗教団体「エホバの証人」は11日、こども家庭庁に、教団として児童虐待を容認していないことを信者に周知した、と報告したと明らかにした。教義に基づく輸血拒否や、むち打ち行為などがあるとの指摘があるのを受け厚生労働省が3月、教団の考えを信者に伝えるよう要請していた。
教団や同庁によると、双方の担当者が10日に面会。教団は周知内容を説明し、輸血に関しては「どんな治療を受けるかは一人一人が自分で決めるべきこと。誰かから強制されたり、圧力をかけられたりして決めることではない」とした。
同庁担当者は「要請の趣旨を踏まえ、ご対応いただいた」としている。